柔軟な対策が求められる人事異動

人事異動は、介護職が活躍する介護施設でも定期的に行われることがあります。組織運営の円滑に行うために、人事異動は必要なものです。

しかし、異動を命じられた当事者にとっては大きなストレスや悩みの原因になるケースも少なくありません。人事異動が契機となり、退職を決断する人も多くいます。

ケアハウスやサービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホームなど介護職が活躍する現場の多くが人員不足の状況です。そのため、年度替わりをはじめ適宜人事異動が発令されます。

経営者やマネージャーからすれば、人事異動によって人員配置の見直しや人材活用などの面で多くのメリットが期待できるでしょう。また、人事異動によって、これまでに知らなかった職員の新たな一面を知ることもできるかもしれません。

介護職員の中には、人事異動が原因でストレスや悩みに苛まれてしまうことも往々にしてあります。基本的には人事異動は断れないため、一から人間関係を構築したり業務全般を理解することなどを余儀なくされます。

このように人事異動には組織運営上のメリットがある反面、職員の大きな悩みにつながることも多いです。そのため、定期的なカウンセリングやアンケート調査などをする事業所も増えてきました。

人事異動に過度なストレスや悩み、不安を抱える職員には、それなりの配慮や柔軟な対応をすることも必要です。人員の不足に悩む介護現場では、介護職員の入れ替えによる活性化への期待と人事異動による悪影響の両面から考えることが求められます。