一般企業などでは人事異動があるのは普通のことで、年に1度か2度、異動が発表されます。部署や仕事内容によっては異動がないところもありますが、総合職であれば人事異動は当たり前だと言えるでしょう。
介護職だと人事異動がないのではと思っている人もいるかもしれませんが、介護職でも人事異動はあります。例えば職員が辞めたとか休職したなどで欠員ができた場合や、人間関係がうまくいかず、仕事に支障があると判断された場合です。しかし、人間関係が悪いので異動というのはよほどのことがない限りないと考えて良いでしょう。
多くの場合、職員に幅広い知識を身につけてもらうための異動と考えられます。入所型の施設だけでなく通所型の施設も経験して欲しいとか、リーダーとして経験を積んで欲しいなどの理由からです。
職員から希望を聞くところもあり、希望する部署に異動できることもあります。また、仕事内容によっても異動先が決められることがあります。この仕事は今○○施設にいる△△さんが向いているとか、キャリアアップのために経験させようか、などということで異動が決まることがあります。
人事異動が出された場合、期待半分、不安半分という人がほとんどです。新しい環境に馴染むまではストレスもあるでしょう。しかし、今できない経験ができる、新しい仕事が覚えられると前向きに捉え、新しい部署の情報を集めたり、引き継ぎの準備をしていきましょう。
様々な職場のスキルが身につくと、どこに行っても通用するようになるので、自分自身の「価値」が上がるのです。